福岡・久留米で認知症ケアからアパート管理まで担う介護と不動産の専門家

認知症の徘徊が心配なとき久留米市で家族ができる対策

認知症のある家族が外へ出て戻れなくなった経験があると、家族は一気に不安になります。たまたま無事に帰れたとしても、次も同じとは限りません。久留米市で認知症の徘徊や行方不明が心配なときは、家族だけで見守るのではなく、地域の制度や支援につなげておくことが大切です。

「外に出さない」だけでは本人の尊厳や生活の楽しみを奪ってしまうことがあります。安全を確保しながら、本人が安心して暮らせる環境を整える視点が必要です。

まず危険が高い場面を整理する

徘徊や行方不明のリスクは、いつも同じように起きるとは限りません。夕方になると落ち着かない、昔の職場へ行こうとする、買い物に出たまま道が分からなくなる、病院やデイサービスの帰りに混乱するといったパターンがあります。

家族は、外へ出る時間帯、目的地として口にする場所、服装、持ち物、連絡手段を記録しておくと相談しやすくなります。叱るよりも、なぜ出かけたくなったのかを知ることが対策につながります。

久留米市のSOSネットワークや位置情報支援を確認する

久留米市の高齢支援サービスには、高齢者等SOSネットワークや行方不明高齢者等位置情報検索サービス利用補助金の案内があります。行方不明の不安がある場合は、こうした制度の対象や手続きについて早めに確認しておくことが重要です。

位置情報機器は、持っていなければ探せませんし、本人が持ち歩ける形でなければ役に立ちにくくなります。靴、かばん、衣類、鍵など、本人の生活に自然に組み込めるかを考える必要があります。

チームオレンジや認知症カフェも地域の支えになる

久留米市では、認知症サポーターが所属する企業や地域団体が「オレンジ協力隊」として登録し、認知症の人や家族を支援するチームオレンジの取り組みがあります。道に迷っている人への声かけや、買い物時の見守りなど、地域で支える雰囲気づくりが進められています。

また、認知症カフェは、認知症の人や家族が相談や情報交換をしやすい場所です。家族だけで不安を抱えている場合、同じような経験を持つ人と話すことで、具体的な工夫が見つかることがあります。

家族が日常でできる備え

  • 名前と連絡先が分かるものを持ってもらう
  • 最近の写真を家族で共有しておく
  • よく行こうとする場所を把握する
  • 近所や民生委員に必要な範囲で事情を伝える
  • 行方不明時に誰が警察へ連絡するか決めておく

徘徊対策は、本人を閉じ込めることではありません。外へ出る理由を理解し、危ない場面を減らし、万一のときに早く見つけられる体制を作ることです。

早めに相談することが本人の自由も守る

家族が限界まで見守ろうとすると、本人に対して強い言葉が出たり、外出を過度に制限したりしやすくなります。そうなる前に、地域包括支援センター、かかりつけ医、ケアマネジャーへ相談することが大切です。

久留米市には、認知症の人や家族を地域で支えるための取り組みがあります。行方不明になってからではなく、「少し危ないかもしれない」と感じた段階でつながっておく方が、本人の暮らしを守りやすくなります。

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