この記事の目次
  1. 担当するセンターを校区から探す
    1. 親の住所は分かるが校区が分からない
  2. 介護認定の前でも相談できる
    1. 認定はないが買い物と薬が気になる
  3. 要支援のケアプランも担当する
  4. 電話の前に三つだけ手元へ置く
  5. 平日に動けない家族は、最初の電話で事情を伝える
    1. 平日は電話に出にくい家族
  6. 担当が違っても、相談をやめなくてよい
    1. よくある質問
  7. 参照した一次情報

親の様子が少し変わった。介護が必要かは分からない。それでも、誰かに一度話を聞いてほしい。

こんなとき、最初の相談先になるのが地域包括支援センターです。認定は要りません。本人だけでなく、離れて暮らす家族や近隣の人からも相談できます。

ただし、久留米市内には11か所あります。窓口は住所ではなく、原則として校区で決まります。まず下の表で、親御さんが暮らす校区を探してください。

担当するセンターを校区から探す

一覧は、久留米市公式サイト「地域包括支援センターとは」を2026年8月21日に確認し、同サイトを基に作成された数値正本から転記しています。住所、電話、FAXの表記も正本のままです。

センター名場所担当地域電話FAX
久留米中央地域包括支援センター830-0032 久留米市東町32-2 HM久留米ビル1階日吉、篠山、南薫、荘島、長門石0942-46-87110942-34-7217
久留米中央第2地域包括支援センター830-0046 久留米市原古賀町30-1 IKEDAビル1階京町、鳥飼、金丸0942-27-68600942-27-6654
久留米中央第3地域包括支援センター830-0037 久留米市諏訪野町1903-6 えーるピア久留米敷地内西国分、東国分0942-27-68860942-27-6874
久留米東地域包括支援センター839-0827 久留米市山本町豊田1499-21 東部地域高齢者ケアステーション1階山川、山本、草野、善導寺、大橋0942-41-55220942-47-2777
久留米東第2地域包括支援センター839-1233 久留米市田主丸町田主丸459-11 田主丸総合支所1階船越、水分、柴刈、川会、竹野、水縄、田主丸0943-72-80550943-72-0833
久留米西地域包括支援センター830-0112 久留米市三潴町玉満2779-1 三潴総合支所2階城島、下田、青木、江上、浮島、犬塚、西牟田、三潴0942-51-61000942-64-2082
久留米西第2地域包括支援センター830-0070 久留米市大善寺南二丁目10番8号 市営大善寺団地第8棟1階荒木、安武、大善寺0942-27-85690942-27-5958
久留米南地域包括支援センター830-0055 久留米市上津1-13-22 南部保健センター上津、青峰、高良内0942-51-23320942-21-2103
久留米南第2地域包括支援センター830-0051 久留米市南1-8-1 教育センター1階南、津福0942-36-53110942-36-5312
久留米北地域包括支援センター830-1113 久留米市北野町中3253 コスモすまいる北野(北野複合施設)北野、弓削、大城、金島、小森野、宮ノ陣0942-23-10550942-78-7255
久留米北第2地域包括支援センター839-0809 久留米市東合川五丁目8番5号 地場産くるめ2階御井、合川0942-65-51560942-65-5305

開所時間はいずれも月曜日から金曜日の8時30分から17時15分です。祝日と年末年始の扱いは、連絡する前に市または各センターの案内で確かめると行き違いを防げます。

業務は、久留米市から一般社団法人くるめ地域支援センターへ委託されています。窓口の名前に「市役所」と入っていなくても、久留米市が設置する公的な相談先です。

校区が分からないときは、町名だけで決めつけないほうが確実です。久留米市長寿支援課の電話0942-30-9038へ住所を伝え、担当窓口を尋ねられます。

親の住所は分かるが校区が分からない

ここからは、相談の進め方を具体的な例に沿って考えます。市外に住む娘が、久留米市内で一人暮らしをする父を心配しているとします。住所は分かりますが、校区名までは知りません。娘は近そうなセンターへ電話する前に、父の住所、最近気になること、折り返しを受けられる時間を一枚のメモにまとめました。

市の担当課へ住所を伝えると、担当する地域包括支援センターを案内してもらえます。そこから父の生活状況を話し、必要ならセンター側が次の相談方法を一緒に考えます。担当の決定や支援の要否を家族だけで決める話ではありません。実際の担当窓口と支援内容は、久留米市または各センターが確認します。

介護認定の前でも相談できる

「まだ要介護ではないから早い」と待つ必要はありません。久留米市は、地域包括支援センターを高齢者の日常生活に関する総合相談の窓口と位置づけています。

相談の入口は広めです。介護保険の申請、認知症への不安、健康状態、家族の介護負担、虐待防止、財産や契約に関わる権利擁護までが対象です。

一度の電話で結論が出ないこともあります。話を聞いたうえで、医療機関、市の担当課、ケアマネジャー、社会福祉協議会など、内容に合う先へつなぐ役割も担っています。

配置されているのは、保健師等、主任ケアマネジャー、社会福祉士です。体のこと、介護サービス、暮らしや権利の問題を、一つの窓口から整理できます。

相談料はかかりません。電話したから介護保険を申請しなければならない、という仕組みでもありません。まず困りごとを言葉にする場所です。

認定はないが買い物と薬が気になる

ここでも、説明のために条件を置いています。母に要介護認定はなく、身の回りのことは自分で行っているとします。ただ、冷蔵庫に同じ食品が増え、薬の袋が数日分残るようになりました。息子は「認知症と決めつけたくない」と迷い、しばらく様子を見ていました。

電話では診断名を付けず、見た事実だけを伝えます。「同じ食品が増えた」「薬が残っていた」「本人は困っていないと言う」の三点です。センターは本人の暮らしを聞き、必要な相談先や訪問の可否を検討します。介護認定やサービス利用の最終判断は久留米市が行います。家族が先に病名や介護度を決める必要はありません。

認定申請を考える段階になったら、久留米市で要介護認定を申請する流れと注意点で手順を確認できます。

要支援のケアプランも担当する

相談だけの窓口ではありません。要支援1・2と認定された人について、地域包括支援センターは介護予防サービス計画を作り、事業者との連絡調整を行います。

基本チェックリストを経て事業対象者となった人への介護予防ケアマネジメントも業務です。本人の状態や生活環境を踏まえ、必要な支援を組み立てる仕事です。

ここでいう計画は、家族の希望を並べるだけの書類ではありません。本人が続けたい生活と、心身の状態、住まい、家族の支援状況を一緒に見ます。

要介護1以上の認定を受けた人は、原則として居宅介護支援事業所のケアマネジャーがケアプランを担当します。どちらへ連絡するか迷うなら、最初は地域包括支援センターで構いません。

電話の前に三つだけ手元へ置く

きれいに説明する必要はありません。本人の氏名と住所、今起きていること、連絡する家族の電話番号があれば、話を始められます。

診察券や介護保険証がすぐ見つからなくても、相談そのものは可能です。書類探しで電話を先延ばしにしないほうがよい場面もあります。

急な変化があるときは別です。意識がはっきりしない、呼吸が苦しそう、強い胸痛があるなど、救急性が疑われるときは地域包括支援センターの開所を待ちません。119番などによる緊急対応が優先です。

虐待や消費者被害が疑われる場合も、見たことと聞いたことを分けて伝えます。断定より記録。日時と出来事があると、相談先が状況を追いやすくなります。

相談の準備をもう少し詳しく知りたい方は、久留米で親の介護相談はどこにする?地域包括支援センターと相談前の準備も参考になります。

平日に動けない家族は、最初の電話で事情を伝える

開所時間は平日の日中です。仕事をしている家族にとって、ここが最初の壁になります。

昼休みに短く電話できるなら、「詳しく話せる時間が限られている」と最初に伝えます。本人宅への訪問や面談が必要になったとき、誰が同席できるかも相談材料です。

電話に出られない時間が長い家族は、折り返しを受けやすい時間帯を伝えておくと話が進みます。メール対応の可否や面談方法はセンターごとに確かめてください。

家族だけで抱え込む必要はありません。近所の人、民生委員、医療機関などからセンターへ相談が入る場合もあります。ただし、本人の個人情報をどこまで共有できるかは状況ごとの判断です。

平日は電話に出にくい家族

仮に、息子が勤務中は私用電話に出られず、母は一人でセンターへ行くことが難しいとします。息子は昼休みに担当センターへ電話し、母の住所と生活上の困りごとを伝えました。その場で長く話すのは難しいため、次に連絡できる曜日と時間、母宅を訪ねる場合に立ち会える家族を書き残します。

この方法で必ず希望どおりの日程になるとは限りません。それでも、家族が動ける条件を早めに伝えると、連絡がすれ違いにくくなります。訪問や面談の実施、担当者、支援方法はセンターと久留米市が個別に判断します。家族の勤務事情も、隠さず伝えてよい情報です。

担当が違っても、相談をやめなくてよい

転居すると担当センターが変わります。施設入居や家族宅への転居を予定しているなら、現在地と転居先の両方を伝えると話が早いでしょう。

最初に電話したセンターが担当外でも、それで相談が終わるわけではありません。正しい担当先を確認し、同じ内容をもう一度話せるよう、最初の電話で伝えたことを短く残しておきます。

親が一人で暮らしている場合は、見守りの方法も一緒に考えられます。久留米市で一人暮らしの親を見守るには?家族が使える相談先と支援は、相談後の選択肢を整理するための記事です。

介護する側が眠れない、仕事を休み続けている、強い言葉が出そうになる。そんな状態なら、本人の制度だけでなく家族の負担も話してください。介護疲れを抱え込まないために|久留米で家族が相談する順番も、連絡先を考える材料になります。

よくある質問

本人が相談を嫌がっていても、家族だけで電話できますか

家族から相談できます。本人が拒む理由や、家族が見た変化をそのまま伝えてください。本人への連絡や訪問をどう進めるかは、センターと話し合って決める流れです。

介護保険証がなくても相談できますか

相談時点で要介護認定を受けている必要はありません。氏名、住所、困っていることを伝え、必要な書類はその後に確認できます。

相談したら、必ず介護サービスを使うことになりますか

相談と契約は別です。本人の状態によっては、健康相談、地域活動、医療機関、権利擁護など、介護サービス以外の案内になることもあります。

参照した一次情報

地域包括支援センターの役割と担当区域は、久留米市「地域包括支援センターとは」(https://www.city.kurume.fukuoka.jp/1070kenkou/2030koureikaigo/3080houkatsushien/houkatsu.html)と「各種相談窓口一覧」(https://www.city.kurume.fukuoka.jp/1050kurashi/2140soudan/2024-0520-1431-244.html)を2026年8月21日に確認しました。

11センターの連絡先と校区は、久留米市「高齢者支援パンフレット(令和8年度版)」(https://www.city.kurume.fukuoka.jp/1070kenkou/2030koureikaigo/3030kaigoseido/files/R8koreisyashienpamphlet.pdf.pdf)を2026年8月20日に確認しています。

明日やることは一つです。親御さんの校区を表から探し、担当センターの電話番号をスマートフォンへ登録しておいてください。