この記事の目次
  1. 9月13日、午前と午後に1回ずつ
  2. 柱の基礎が語る本丸御殿
  3. 増築の痕跡が、御殿を一枚の図面で終わらせない
  4. 現地で聞いてみたい三つのこと
  5. JR久留米駅から徒歩15分
  6. 前日に確認するのは開催の有無

地面に残った柱の基礎が、久留米城の間取りを知らせてくれる。

久留米城本丸跡の第5次発掘調査で、本丸御殿の「奥」にあたる部分から柱の基礎などが見つかりました。さらに、基礎の構造からは建物が増築された痕跡も確認されています。

現場を間近で見られる説明会は、2026年9月13日に2回開催。申込は不要です。定員もありません。城跡を眺めるだけでは分からなかった御殿の姿を、発掘担当者の説明と実物の遺構からたどれます。

9月13日、午前と午後に1回ずつ

久留米市「久留米城本丸跡第5次調査現地説明会のご案内」(2026年8月29日確認、ページ更新日2026年8月26日)による開催概要です。

項目内容
開催日2026年9月13日(日曜日)
1回目10時から1時間程度
2回目13時から1時間程度
会場久留米城本丸跡発掘調査現場
所在地久留米市篠山町444
参加方法事前申込不要
定員なし
雨天時少雨決行、荒天中止

午前と午後で説明内容が変わるとの案内はありません。都合のよい回を選び、開始時刻までに現地へ。

荒天で中止する場合は、前日の9月12日17時までに久留米市ホームページで告知されます。雨が心配なら、前日の夕方から公式ページを見ておくと判断しやすいでしょう。

柱の基礎が語る本丸御殿

今回目の前に現れるのは、発掘現場に残る柱の基礎。手がかりは足元にあります。

久留米城本丸跡は、江戸時代の久留米城の中心部でした。本丸御殿には藩の仕事や儀礼を行う場所だけでなく、藩主が暮らす空間もありました。ところが、廃藩置県後に城の建物はすべて解体。城の痕跡も失われたと考えられていたと、久留米市は説明しています。

発掘調査で柱の基礎が見つかると、絵図だけでは確定できなかった建物の位置を地面の上で確かめられます。第5次調査で確認されたのは、城主の私的な空間にあたる本丸御殿「奥」の一部です。御殿の内側へ調査が進んだこと。ここが今回の面白さです。

増築の痕跡が、御殿を一枚の図面で終わらせない

増築の痕跡も見つかりました。

久留米市は、柱の基礎の構造などから本丸御殿が増築された跡を確認したとしています。つまり、御殿は初めから最後まで同じ姿だったわけではありません。どこに柱を置き、建物をどう広げたのか。現地では、異なる基礎のつくりがどのように見分けられるのかを聞いてみたくなります。

現地説明会では、発見から結論に至るまでの過程も聞けます。何が見つかり、どの痕跡を根拠に建物の位置や変化を読み取ったのか。調査現場で確かめられる話です。

現地で聞いてみたい三つのこと

専門用語を覚えて行く必要はありません。次の三つを意識すれば、説明を追いやすくなります。

  1. どの柱跡が「奥」にあたると分かったのか
  2. 増築前と増築後の基礎は、現場でどう見分けるのか
  3. 今回の発見で、これまでの絵図の読み方がどう変わるのか

柱の基礎は、遠くから眺めるより説明を聞きながら位置関係を追う方が分かりやすい遺構です。一本ずつの痕跡が、御殿の輪郭へつながります。

子どもと一緒なら、「昔の建物は残っていないのに、どうして部屋の場所が分かるのだろう」と問いを一つ持って行くのもよさそうです。答えを先に教えるより、現場で柱跡を探す方が発掘の考え方に触れられます。

JR久留米駅から徒歩15分

公式案内には、次の交通手段が掲載されています。

  • JR久留米駅から徒歩15分
  • 西鉄バス8番に乗り、「大学病院」で下車して徒歩5分
  • 久留米インターから国道210号をJR久留米駅方面へ車で20分

車で向かう場合、公式ページには駐車場所や駐車台数の案内がありません。駐車場所を確かめたい人は、出発前に文化財保護課へ尋ねておくと安心です。

会場は発掘調査現場です。歩きやすい靴を選び、飲み物も持参します。少雨なら開催されます。両手を空けやすい雨具があると、説明を聞きながら現場を見やすいでしょう。

前日に確認するのは開催の有無

問い合わせ先は、久留米市市民文化部文化財保護課です。電話番号は0942-30-9225。開催案内と荒天時のお知らせは、久留米市の「久留米城本丸跡第5次調査現地説明会のご案内」で確認できます。

建物が失われた後も、地面の下には御殿の変化が残っていました。9月13日は、その痕跡を発掘現場で確かめる日です。午前と午後のどちらへ行くかを決めたら、9月12日の夕方に公式ページをもう一度開いてください。

アイキャッチ画像:久留米公式観光サイト フォトギャラリー「久留米城跡」より。写真提供:公益財団法人 久留米観光コンベンション国際交流協会。写真は春の久留米城跡です。