この記事の目次
  1. 2026年4月からPCV20に変更
  2. 対象になる人と期間
    1. 「年度末まで」ではなく65歳である期間
  3. 自己負担は5,700円
    1. 免除を受ける人は接種前に書類をそろえる
  4. 接種券が届く時期と持ち物
  5. 久留米市外で受けるとき
  6. 接種前後に知っておきたい限界と注意点
  7. よくある質問
    1. 65歳を過ぎても定期接種を受けられますか?
    2. 接種券が誕生日を過ぎても届きません
    3. 5,700円を支払えば誰でも受けられますか?
    4. 非課税の本人だけで暮らしていれば免除されますか?
    5. ワクチンを受ければ肺炎を防げますか?
  8. まとめ
  9. 公式参考情報

2026年度、久留米市の高齢者肺炎球菌定期接種は、65歳である1年間に受ける制度です。2026年4月から使用ワクチンがPCV20に変わり、自己負担は5,700円になりました。65歳の人には誕生月の月末に接種券が送られます。費用免除や県外接種には事前の手続きがあるため、予約より先に対象期間と必要書類を確かめてください。

肺炎球菌ワクチンは、肺炎や肺炎球菌感染症をすべて防ぐものではありません。接種を希望するかどうかは、持病や過去の接種歴、当日の体調を医師へ伝えたうえで判断します。この記事では、久留米市と厚生労働省が2026年8月12日に公開している内容を、家族が動きやすい順番に整理します。

2026年4月からPCV20に変更

高齢者の肺炎球菌定期接種では、2026年4月から沈降20価肺炎球菌結合型ワクチン、略称PCV20が使われています。それまでのPPSV23から変更されましたが、定期接種の対象年齢は変わっていません。厚生労働省は、PCV20を1回、筋肉内に接種すると案内しています。

肺炎球菌には100種類を超える血清型があります。PCV20が対象とするのはそのうち20種類です。久留米市と厚生労働省は、成人の侵襲性肺炎球菌感染症の原因となる血清型のすべてを対象にするわけではないと説明しています。接種したから肺炎にならない、あるいは日常の体調管理が不要になるという意味ではありません。

久留米市「高齢者の肺炎球菌予防接種」には、対象者、料金、持ち物、接種場所が掲載されています。予約前にこのページの更新状況も確認してください。

対象になる人と期間

久留米市に住民票があり、次のいずれかに当てはまる人が定期接種の対象です。本人が接種を希望することが前提になります。

対象条件接種前に用意するもの
65歳の人65歳である期間に接種する市から届く接種券、年齢と住所を確認できるもの
60〜64歳の人心臓、腎臓、呼吸器の機能、またはHIVによる免疫機能に身体障害者手帳1級相当の障害がある身体障害者手帳1級の写し、医師の意見書、診断書のいずれか

60〜64歳については、身体障害者手帳1級を持っていれば障害の種類を問わず対象になるわけではありません。市が示す機能障害に該当する必要があります。該当するか判断しにくいときは、手帳の内容だけで決めず、久留米市保健所保健予防課へ確認します。

「年度末まで」ではなく65歳である期間

最も間違えやすいのが接種期限です。定期接種の機会は、原則として65歳である1年間。年度ごとに全員が3月31日まで受けられる制度ではありません。

たとえば誕生日の時期によって、対象期間は二つの年度にまたがります。接種券が届いたら、券面と市の案内で自分の期限を確かめ、体調不良や予約待ちも考えて早めに医療機関へ連絡する方が落ち着いて進められます。

自己負担は5,700円

2026年8月12日現在、久留米市が案内する自己負担金は5,700円です。定期接種の対象外となる時期や条件で受ける場合は、同じ金額になるとは限りません。対象期間を過ぎてからの接種や、定期接種の扱いにならない接種については、予約先の医療機関へ費用を確かめてください。

免除を受ける人は接種前に書類をそろえる

対象者のうち、市県民税非課税世帯、生活保護受給世帯、中国残留邦人等支援法による支援給付の受給世帯は、自己負担が免除される場合があります。ただし、接種時に所定の証明書や確認書などを提出・提示できなければ無料にはなりません。

市県民税非課税世帯とは、住民票上の世帯全員が非課税の世帯です。本人が非課税でも、同じ世帯に課税されている人がいれば免除の対象になりません。無料予防接種確認書を利用する場合は、保健予防課、総合支所などの発行窓口か電子申請で接種前に手続きします。電子申請や一部の受付窓口では後日郵送となるため、接種日直前では間に合わないことがあります。

免除に使える書類と発行方法は、久留米市「高齢者の定期予防接種 自己負担免除のご案内」で確認できます。

接種券が届く時期と持ち物

65歳の対象者には、誕生月の月末に接種券のはがきが送付されます。これは誤った接種を防ぐための時期設定です。誕生日当日に届くわけではないので、月末までは郵便を確認します。

紛失や破損で再発行が必要な場合は、保健予防課への電話または電子申請で申し込めます。市は、申請後1週間から10日程度で住民票の住所へ再送すると案内しています。予約日が近いときは、再発行にかかる日数も伝えて医療機関と日程を相談してください。

予約から当日までの確認内容
対象期間接種日に65歳であるか、60〜64歳の所定の条件に該当するか
接種券65歳の人は市から届いたはがきがあるか
本人確認マイナンバーカードや運転免許証など、年齢と久留米市民であることが分かるもの
免除書類該当者は接種前に用意できているか
医師へ伝える情報持病、アレルギー、過去の予防接種後の症状、服用中の薬、当日の体調

医療機関によって接種日や受付時間が決まっている場合があります。接種券が届いても、予約なしでいつでも受けられるとは限りません。かかりつけ医を含む受託医療機関へ事前に確認します。

家族が代わりに予約する場合は、本人の生年月日、接種券の有無、これまでに受けた肺炎球菌ワクチンの種類と時期を、分かる範囲で伝えます。過去の接種歴がはっきりしないときは推測せず、お薬手帳や予防接種の記録を探したうえで医療機関へ相談してください。接種できるかどうかは、予約電話だけで決めず、当日の問診と診察を踏まえて医師が判断します。

久留米市外で受けるとき

福岡県内では、福岡県予防接種広域化実施医療機関であれば、久留米市外でも定期接種を受けられます。すべての医療機関が広域化に参加しているわけではないため、予約時に対象医療機関かを直接確認してください。高齢者の定期接種には、市が定める自己負担があります。

県外の医療機関で受ける場合は、接種前に予防接種依頼書の交付申請が必要です。市は発行まで約10日と案内しています。県外施設への入所など対象となる理由も定められているため、先に久留米市「市外の医療機関で定期予防接種を受ける場合」を読み、保健予防課へ相談します。

県外では一度費用を支払い、後から払戻しを申請する流れがあります。領収書や接種済証などが必要です。払戻しには上限があり、支払額の全額が戻るとは限りません。接種前の申請、接種後の保管書類、申請期限を一続きで確認しておくことが大切です。

接種前後に知っておきたい限界と注意点

接種後には、注射した部分の痛み、赤み、腫れ、筋肉痛、だるさ、発熱、頭痛などが現れることがあります。気になる症状や体調の変化があれば、接種した医療機関へ相談してください。

発熱している、重い急性疾患にかかっているなど、当日に接種できない状態もあります。心臓、腎臓、肝臓、血液の病気がある人、予防接種後のアレルギー症状やけいれんの経験がある人、抗凝固療法を受けている人などは、予約時や診察時に医師へ伝えます。接種の可否を家族だけで判断しないでください。

よくある質問

65歳を過ぎても定期接種を受けられますか?

定期接種の機会は原則として65歳である1年間です。すでに66歳になっている場合は、定期接種の対象として扱われるかを久留米市保健所保健予防課へ確認してください。

接種券が誕生日を過ぎても届きません

久留米市は、65歳の誕生月の月末に接種券を発送します。月末を過ぎても届かない場合や紛失した場合は、保健予防課へ再発行を申し込みます。

5,700円を支払えば誰でも受けられますか?

5,700円は定期接種の対象者に対する久留米市の自己負担額です。対象期間外など任意接種になる場合の費用は、医療機関へ確認してください。

非課税の本人だけで暮らしていれば免除されますか?

免除には、住民票上の世帯全員が市県民税非課税であることなどの条件があります。接種時に使える証明書も必要です。事前に市の免除案内を確認してください。

ワクチンを受ければ肺炎を防げますか?

すべての肺炎や肺炎球菌の血清型を防ぐものではありません。期待できる効果と限界、副反応、本人の持病について医師から説明を受け、接種を希望するか判断します。

まとめ

久留米市の高齢者肺炎球菌定期接種は、2026年4月からPCV20に変わり、自己負担は5,700円です。65歳の人は「年度末まで」ではなく、65歳である期間が接種機会になります。接種券は誕生月の月末発送です。

費用免除は接種前の書類準備が欠かせません。市外、とくに県外で接種する場合も別の手続きがあります。接種日だけを先に決めず、対象期間、接種券、免除書類、医療機関の予約、持病や服薬の情報を一度そろえてから進めてください。

公式参考情報

確認日:2026年8月12日