この記事の目次
  1. 上限2万円・1万円は、半額計算のあとに比べる
  2. 世帯の所得条件と、他の自治体での助成歴を確認
  3. 部分ウィッグや毛付き帽子も対象に含まれる
  4. 購入日・品目・個数が分かる領収書を残す
  5. 参考資料

# 久留米市のがん患者ウィッグ・補整具助成|購入費と申請期限の確認

がん治療に伴う脱毛や体形の変化に備えて、ウィッグや補整具を買うときは、領収書と治療内容が分かる資料を保管してください。久留米市には、要件を満たすがん患者・がん経験者の購入費を一部助成する制度があります。申請は購入後1年以内です。

助成は費用の一部です。医療用ウィッグ等と補整具等で上限も異なります。購入前に、自分の世帯と買う用具が対象になるかを確認しておくと、購入後の申請が進めやすくなります。

上限2万円・1万円は、半額計算のあとに比べる

久留米市のアピアランスケア推進事業は、次の方法で助成額を計算します。

用具の区分助成額
医療用ウィッグ等購入額合計の半額を千円未満切り捨てした額と、2万円の低い方
補整具等購入額合計の半額を千円未満切り捨てした額と、1万円の低い方

たとえば、対象になる医療用ウィッグ等を3万円分購入した場合は、半額の1万5,000円と上限2万円を比べ、助成の計算額は1万5,000円です。対象購入額が5万円なら、半額は2万5,000円ですが、上限の2万円になります。いずれも対象要件を満たす場合の単純計算です。

購入個数の制限はありません。ただし助成回数は、1人につき医療用ウィッグ等、補整具等でそれぞれ1回限りです。毎年度の申請ではありません。複数の購入がある場合、まとめ方を市へ確認するとよいでしょう。

世帯の所得条件と、他の自治体での助成歴を確認

市が挙げる対象者は、次の条件を満たす人です。

  • 久留米市内に住民票がある
  • がんと診断され、現在治療中、または過去に治療を受けたことがある
  • 世帯の市民税の所得割課税年額が23万5,000円未満である
  • 福岡県内の他自治体から同様の助成を受けたことがない

年収の額とは別です。見るのは世帯の市民税の所得割額です。税の通知などを見ても判定が難しい場合は、世帯状況を健康推進課へ伝えて確認します。

市が案内する住民税試算システムの結果は、確定税額ではなく参考の試算です。試算だけで対象と決めず、申請に使う年度や確認方法を窓口へ相談すると、必要な資料を絞れます。

部分ウィッグや毛付き帽子も対象に含まれる

医療用ウィッグ等の区分には、医療用ウィッグ、装着用ネット、毛付き帽子が含まれます。部分用ウィッグも対象です。

補整具等には、補整パッド、補整下着、専用入浴着、弾性着衣、エピテーゼが挙げられています。弾性着衣には弾性ストッキング、弾性スリーブ、弾性グローブが含まれ、エピテーゼは、外見を補うための人工物です。

対象になるのは2023年4月1日以降に購入した用具ですが、この開始日とは別に、購入後1年以内という申請期限があります。古い購入分を無期限に申請できる案内ではありません。

用具のケア用品や送料は助成額の計算に含まれません。健康保険の給付対象となるものも対象外です。同じ注文に本体、ケア用品、送料が入っている場合は、品目ごとの金額が分かる領収書や明細を残しておきます。

購入日・品目・個数が分かる領収書を残す

申請先は久留米市保健所の健康推進課で、窓口または郵送で申し込めます。市が案内する必要書類は、申請書兼実績報告書、がん治療を受けていることが分かる書類、購入に関する領収書等、振込先口座が分かる書類です。

領収書等では、購入日、購入品目、金額、個数を確認できることが必要です。買った物が単に「商品代」としか書かれていない場合は、品目が分かる資料を用意できるか販売店へ確かめるとよいでしょう。

治療内容の資料は、ウィッグ等なら脱毛の副作用等を確認できる化学療法などの同意書、補整具等なら摘出手術などの同意書が例として挙げられています。同じ内容が分かれば、治療方針計画書や診療報酬明細書でも可能です。

資料が手元にない場合は、新たに書類を頼む前に、今ある資料で申請できるかを窓口へ相談できます。どの治療と用具に関する申請かを伝えると、確認する書類が具体的になります。

健康推進課の電話は0942-30-9729です。購入日と用具名、これまでの助成利用歴を手元に置いて問い合わせると、期限と対象の両方を確かめられます。

外見の変化や用具選びについて相談したい場合は、市が案内するがん相談支援センターも利用できます。福岡県内のがん拠点病院に設けられ、患者や家族、地域の人が無料で相談できる窓口です。費用申請と、生活の困りごとの相談を併せて進められます。

参考資料