この記事の目次
  1. 最初に頭を打っていないか確認する
  2. 上を向かせず、座って鼻をつまむ
  3. 止血中に残しておきたい記録
  4. 止まらない、繰り返すときは診療へ
  5. 家族が準備しておくもの
  6. 参考・確認先

高齢の親に鼻血が出ると、慌てて顔を上へ向かせたくなるかもしれません。日本赤十字社の応急手当は、座って軽く下を向き、鼻をしっかりつまむ方法を案内しています。上を向くと血が喉へ回るため避けます。まず転倒や頭部打撲がなかったかを確かめ、頭を打った後の鼻血なら、手当をしながら直ちに119番へ連絡してください。

鼻血の原因を家庭で決める必要はありません。安全な姿勢で圧迫し、始まった時刻や体調を記録し、止まらない場合は医師の診療へつなぐことが家族の役割です。

最初に頭を打っていないか確認する

鼻血を見つけたら、出血だけでなく直前の出来事を確認します。転んだ、家具へ顔をぶつけた、階段から落ちたなど、頭や顔への衝撃があったか本人と周囲へ聞きます。日本赤十字社は、頭を打って鼻から出血している場合、直ちに119番通報を行うよう案内しています。

上を向かせず、座って鼻をつまむ

頭を打った状況がなく、本人が座れる場合は、衣服を緩めて静かに座ってもらい、少し下を向きます。口へ流れた血は飲み込まず出せるよう、ティッシュや洗面器を用意します。横になったまま上を向くと血が喉へ流れやすいため避けます。

日本赤十字社の案内どおり、鼻を強くつまみます。つまむ位置が分かりにくいときは、公式ページの図も確認しておきましょう。本人の意識や呼吸など全身の様子が悪い場合は、手当を続けることだけに集中せず119番へ連絡します。

鼻の奥へティッシュなどを深く詰めたり、首の後ろをたたいたりする自己流の方法は避けましょう。止血後もすぐに鼻をかむと再び出血することがあるため、触り過ぎず静かに過ごします。

止まった後は、止血できた時刻もメモします。再び出た場合は、最初の出血から続いているように曖昧にまとめず、「いったん止まった後、何時ごろ再開した」と分けて記録してください。受診先が経過を確かめる材料になります。

止血中に残しておきたい記録

受診時に説明できるよう、手当を始めた時刻を見ておきます。出血量を正確に測る必要はありません。「タオルを何枚使った」「口へも流れた」「一度止まって再開した」など、家族が見た事実を残します。

  • いつ、何をしているときに始まったか
  • 右・左のどちらから見えたか、口へ回ったか
  • 転倒・打撲、鼻をかんだ、鼻を触ったなど直前の出来事
  • 圧迫を始めた時刻と、止まった・続いた時刻
  • 服用中の薬が分かるお薬手帳
  • 発熱、だるさ、あざが増えたなど、ほかの変化

血液を固まりにくくする薬を飲んでいる人でも、家族の判断で服用を中止しないでください。薬の名前と最後に飲んだ時刻を確認し、受診先や処方した医師へ伝えます。

止まらない、繰り返すときは診療へ

日本赤十字社は、手当をしても出血が止まらない場合は医師の診療を受けるよう案内しています。家庭で時間だけを基準に重症度を決めず、出血の続き方、本人の顔色や反応、持病、服薬を含めて相談してください。

いったん止まっても何度も繰り返す、いつもと違う出方をする、受診すべきか迷う場合は、かかりつけ医や耳鼻咽喉科へ連絡します。大量に出る、意識や呼吸に異変があるなど緊急性を感じるときは119番です。

家族が準備しておくもの

清潔なタオル、ティッシュ、使い捨て手袋、時刻を記録する紙、お薬手帳の場所を家族で共有しておきます。血液へ素手で触れないようにし、手当の後は手を洗います。衣服や床の片付けは、本人が落ち着き、必要な相談を終えてからで構いません。

鼻血が出たときは、原因探しより先に姿勢と圧迫、頭部打撲の確認を行います。「上を向かせない」「頭を打った鼻血は119番」「止まらなければ診療」の三つを、家族が見える場所へ短く書いておくと、慌てたときにも行動しやすくなります。

参考・確認先

以下は2026年9月7日に本文を確認しました。

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