この記事の目次
  1. 訪問入浴とは
    1. できることと、事前確認が必要なこと
  2. 介護保険の対象を確認する
    1. 要介護1〜5の場合
    2. 要支援1・2の場合
  3. どの入浴方法が合うか比較する
  4. 費用の確認方法
  5. 相談から当日までの流れ
  6. 家族が確認するチェックリスト
  7. 相談前に準備する情報
  8. よくある質問
    1. 要介護認定があれば、すぐ訪問入浴を利用できますか
    2. 要支援でも訪問入浴を利用できますか
    3. 訪問する職員の人数と職種は決まっていますか
    4. 体調が悪い日は清拭へ変更できますか
    5. 訪問入浴の支払額はどのように確認しますか
  9. まとめ
  10. 訪問入浴の利用を相談する
  11. 利用前にご確認ください

久留米で訪問入浴を介護保険で利用したいときは、まず担当のケアマネジャーに「自宅の浴槽を使うのが難しい理由」と本人の体調を伝え、ケアプランと事業所の対応可否を確認します。訪問入浴は、浴槽を自宅へ持ち込み入浴を支援するサービスで、要介護1〜5の方が対象です。

要支援1・2の介護予防訪問入浴は、居宅に浴室がない場合など、利用の必要性が認められる条件がより限定されています。費用は一律ではなく、負担割合、地域区分、利用内容、加算・減算、保険外費用によって変わります。

「家のお風呂に入れないから、訪問入浴しかない」と急いで決める必要はありません。訪問介護による入浴介助、通所介護の入浴、福祉用具の活用なども含め、移動の負担、住環境、医療面の注意点、家族の介助力を並べて考えることが大切です。

訪問入浴とは

訪問入浴介護は、専用の浴槽を自宅へ持ち込み、入浴を支援する介護保険サービスです。久留米市は、要介護1〜5の方を対象とする訪問サービスの一つとして案内しています。厚生労働省令の指定居宅サービス基準では、1回の訪問につき看護職員1人と介護職員2人の3人で提供することが原則です。

ただし、身体状態が安定し、入浴による支障のおそれがないと認められ、主治医の意見を確認した場合は、看護職員を介護職員へ替えることができます。久留米市の訪問サービス案内とあわせて確認してください。

できることと、事前確認が必要なこと

基本となるのは、自宅内に浴槽を設置し、体調を確かめながら入浴を支援することです。ただし、全身浴、部分浴、清拭のどれに対応するか、当日の体調変化時にどのように判断するかは、本人の状態、主治医の指示、ケアプラン、事業所の運用によって異なります。

訪問入浴事業所は、病気の診断や治療方針の決定を行う場ではありません。入浴の可否に関わる医療上の条件があるときは、事業所だけで決めず、主治医や訪問看護など関係職種との確認が必要です。

介護保険の対象を確認する

要介護1〜5の場合

要介護1〜5の認定を受け、訪問入浴がケアプランに位置づけられた場合に介護保険の対象となります。「要介護認定がある」だけで自動的に利用が決まるわけではなく、本人の状態や住環境を踏まえた必要性の確認と、対応できる事業所との契約が必要です。

要支援1・2の場合

介護予防訪問入浴介護は、要支援1・2であれば常に選べるサービスではありません。久留米市は、居宅に浴室がない場合や、感染症などの理由で他の施設の浴室利用が難しい場合など、訪問による入浴介護が必要なケースを案内しています。

提供体制は、厚生労働省令の指定介護予防サービス基準により、1回の訪問につき看護職員1人と介護職員1人の原則2人です。

要介護の場合と同様に、身体状態等と主治医意見の条件を満たす場合は看護職員を介護職員へ替えられます。地域包括支援センターや介護予防支援の担当者に、対象と利用体制を個別に確認しましょう。久留米市の説明もあわせて確認してください。

まだ認定を受けていない場合は、申請とサービス検討を分けずに進めると整理しやすくなります。家族が申請準備をする際は「久留米市で親の介護保険を申請するには」も参考になります。

どの入浴方法が合うか比較する

本人が安全に清潔を保てる方法は一つではありません。次の表は相談の入口を決めるための目安であり、利用可否を確定するものではありません。

選択肢向いている可能性がある状況確認したい点
訪問入浴自宅浴槽の利用や外出が難しく、居宅での入浴支援が必要設置場所、搬入経路、給排水、体調確認、対応内容
訪問介護の入浴介助自宅浴槽を使え、介助があれば入浴できる浴室環境、移動・移乗方法、ケアプラン上の支援範囲
通所介護の入浴通所が可能で、入浴以外の活動や家族の休息も必要送迎、設備、入浴対応、当日の健康状態
福祉用具・住宅改修手すりや入浴補助用具等で自宅浴槽を使える可能性がある選定、適合、工事前申請の要否、自己負担
清拭などの代替入浴を見合わせる日に清潔を保つ方法が必要誰が、どの範囲を、どの指示に基づき行うか

訪問介護との違いは「久留米の訪問介護でできること」、通所介護は「久留米のデイサービス選び」、用具の検討は「久留米で福祉用具をレンタルするには」で整理できます。

費用の確認方法

介護保険サービスの利用者負担は、所得等に応じた1〜3割が基本です。ただし、支給限度額を超えた部分は全額自己負担になります。久留米市の利用者負担の案内で基本を確認できます。

訪問入浴の実際の支払額は、次の要素で変わるため、固定額では案内できません。

  • 介護保険負担割合証に記載された負担割合
  • 地域区分を反映した単位単価
  • 全身入浴など実施したサービス内容
  • 職員体制や利用条件に応じた加算・減算
  • 支給限度額の利用状況
  • キャンセル料や物品など、契約上の保険外費用

見積もりを見るときは、「1回分の自己負担」だけでなく、月の予定回数、他の介護サービスとの合計、保険外費用を分けて確認します。負担割合証とサービス利用票を手元に置き、ケアマネジャーと事業所の双方に説明を求めると、計算の前提をそろえやすくなります。

相談から当日までの流れ

以下は一般的な流れの一例です。順序、必要な確認、当日の対応は事業所と本人の状態によって異なります。

  1. ケアマネジャーへ、入浴できていない期間と困りごとを相談する
  2. 本人の身体状況、住環境、主治医からの注意事項を整理する
  3. ケアプランへの位置づけと、事業所の対応地域・空き状況を確認する
  4. 事前訪問等で浴槽の設置場所、搬入経路、給排水、家族の立ち会いを確認する
  5. 契約書と重要事項説明書で、支援範囲、費用、キャンセル、緊急時対応を確認する
  6. 当日は体調確認を受け、実施可能な方法で入浴支援を受ける
  7. 皮膚状態や体調の変化を共有し、次回の方法を調整する

市内事業所は久留米市の介護サービス事業所一覧から確認できます。対応地域、空き状況、希望日時に利用できるかは、ケアマネジャーを通じるか各事業所へ確認してください。

家族が確認するチェックリスト

確認内容
本人が最後に安全に入浴できた時期をメモした
浴室までの移動、浴槽のまたぎ、外出のどこが難しいか分けた
発熱、血圧、皮膚、呼吸、医療機器などの注意事項を確認した
主治医から入浴条件の指示があるか確認した
浴槽の設置候補、玄関からの搬入経路、給排水位置を見た
ペット、室温、家族の立ち会いなど当日の環境を整理した
負担割合、予定回数、加算・減算、保険外費用を分けて聞いた
体調不良時の中止・変更とキャンセルの扱いを確認した
訪問介護、通所介護、福祉用具も比較した

当日に急な呼吸困難や意識の異常がある場合は、訪問入浴を中止して119番へ連絡します。発熱や血圧の変化など、緊急性が高くない体調変化は、主治医の指示と事業所の手順に沿って中止・変更を判断します。

福祉用具や住宅改修を検討する場合も、購入・工事を先に決めず、ケアマネジャー等へ相談してください。久留米市は対象となる用具や住宅改修の費用負担を案内していますが、品目・手続き・適合の個別確認が必要です。久留米市の在宅生活を支えるサービスを確認しましょう。

相談前に準備する情報

相談時は、認定区分だけでなく「何が起きているか」を伝えると検討が進みます。

  • 本人の要介護・要支援区分、負担割合証の記載
  • 入浴できていない期間と、現在の清潔保持の方法
  • 立つ、座る、寝返る、移乗する動作の状況
  • 既往歴、医療機器、主治医からの入浴上の注意
  • 発熱や血圧など、普段と違うときの連絡先と判断手順
  • 浴槽を置けそうな場所、玄関幅、段差、給水・排水位置
  • 希望する曜日・時間帯と家族が立ち会える範囲
  • 現在利用中のサービスと月間の利用予定
  • 「入浴できること」「家族の介助を減らすこと」など優先したい目的

担当者がいない、相談先が分からない場合は「久留米で介護の相談はどこにする?」で地域包括支援センターなどの役割を確認できます。

よくある質問

要介護認定があれば、すぐ訪問入浴を利用できますか

認定だけで利用が確定するわけではありません。本人の必要性を確認し、ケアプランに位置づけ、対応可能な事業所と契約します。空き状況や住環境も確認が必要です。

要支援でも訪問入浴を利用できますか

介護予防訪問入浴の対象になる場合がありますが、要介護の場合より必要性の条件が限定されています。居宅の浴室の有無や、他の施設での入浴が難しい事情などを担当者へ伝えてください。

訪問する職員の人数と職種は決まっていますか

要介護1〜5の訪問入浴は看護職員1人と介護職員2人の原則3人、要支援1・2の介護予防訪問入浴は看護職員1人と介護職員1人の原則2人です。身体状態が安定し、入浴による支障のおそれがないと認められ、主治医の意見を確認した場合は、看護職員を介護職員へ替えられます。

体調が悪い日は清拭へ変更できますか

必ず変更できるとは限りません。本人の状態、主治医の指示、ケアプラン、事業所の対応範囲によります。中止・部分浴・清拭等の判断手順を事前に確認してください。

訪問入浴の支払額はどのように確認しますか

負担割合証、ケアプラン、予定する内容をもとに、ケアマネジャーと事業所へ確認します。加算・減算、月の回数、他サービスとの合計、保険外費用を分けた説明を受けましょう。

まとめ

久留米で訪問入浴を検討するときは、本人が自宅浴槽や通所先で入浴できない理由を整理し、ケアマネジャーへ相談することが第一歩です。

要介護1〜5と要支援1・2では制度上の対象条件と原則の人員体制が異なり、支払額も負担割合や利用内容などで変わります。訪問介護、通所介護、福祉用具とも比較し、本人の安全、生活上の希望、家族の負担を合わせて判断してください。

訪問入浴の利用を相談する

まず担当のケアマネジャーへ相談し、担当者がいない場合は地域包括支援センターへ連絡します。具体的な提供体制、費用、空きは訪問入浴事業所、医療上の入浴条件は主治医へ確認してください。

利用前にご確認ください

本記事は2026年7月19日に久留米市・厚生労働省等の公開情報を確認して作成しています。介護報酬、負担割合、指定事業所、提供体制、対応地域、空き状況は変更されることがあります。申込時には、最新の負担割合証、ケアプラン、久留米市の案内、事業所の契約書・重要事項説明書を確認してください。

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